話題

ベンタブラックより黒い物質を偶然発見

どうも「もちめし」です

 

ベンタブラックという物質をご存じでしょうか?

望遠鏡や赤外線カメラの性能向上に使われている

ほとんどの光を吸収する真っ黒な物質です。

 

今回はこれを超える真っ黒な物質が

偶然発見しましたのでそちらを紹介します。




光を吸収する真っ黒な物体

ベンタブラックとは

ナノチューブで構成されており

光の最大99.965%を吸収する真っ黒な物質です。

 

ベンタブラックに光を当てると

反射するのではなく、チューブの中で何度も屈折させて

最終的に吸収し熱として放出します。

 

ベンタブラックの使用用途

・宇宙望遠鏡

・赤外線カメラ

・集光型太陽熱発電所の材料

・芸術作品に使用

・時計の文字盤に使用

・BMWの塗装に使用

 宇宙望遠鏡

望遠鏡の感度を向上させることによって

遠いほんの僅かな星の光も捉えることが出来るようになります。

 

また、光の反射をほとんどしない為

地上や宇宙空間で大気中の危機の感度を向上させることが出来ます。

 

集光型太陽熱発電

光を熱に変える特性を生かして

熱の吸収率を高める働きをしています。

 

軍事では

熱カモフラージュの応用で

ベンタブラックの放射率と拡張性が使用されています。

 

BMWの塗装

2019年8月30日に

BMWはベンタブラックを使用した特性モデルを制作しました。

フランクフルトモーターショーにて公開。

 

詳細は過去の記事で書いているので

そちらをご覧ください

世界一真っ黒なBMW、公道は走れるのかどうも「もちめし」です マークX等の有名な車が製造中止になる中 一風変わったBMWが披露されました。 http...

 

ベンタブラックを超える黒

マサチューセッツ工科大学に所属する

航空宇宙工学教授ブライアン・ウォードル氏と

上海交通大学ケホン・ツイ氏が

電気と熱の働きを高める実験を行っていたところ

副産物として発見されました。

 

光の吸収率はベンタブラックの10倍

光の吸収率は少なくとも99.995%

これはベンタブラックの10倍光を吸収することになります。

 

ウォードル氏はこの発見に対して

我々が発見した物質は、従来の10倍も黒いですが

さらに黒い物質が今後も見つかるでしょう。

誰かがより黒い物質を見付けることで

次第に私たちは黒のメカニズムを理解出来るようになっていくはずです。

いずれは究極の黒を的確に扱えるようになるでしょう

と述べています。

 

発見された素材は芸術分野で披露

今回発見された素材は「The Redemption of Vanity(虚栄心の償還)」と題し、

約200万ドル(約2億2千万円)相当のイエローダイヤモンドを

真っ黒に塗りつぶした作品として公開されました。

 

真っ黒に塗りつぶしたコーティングが

背景より黒い為、空間に浮かび上がるような

不思議な見た目となっています。

MIT研究者が「最も黒い物質」を偶然発見 99.995%の光を吸収

 

物質以外で真っ黒な存在

ベンタブラックの光の吸収率99.965%という数値は

細かいナノチューブによって実現できた数値ですが

ほぼ同等の吸収率を誇る生物が存在します。

 

99.5%の光を吸収する極楽鳥

パプアニューギニアに生息する

フウチョウ科の極楽鳥

2_e3

見てるだけで何か不安になる黒さですね。

 

なぜここまで黒いのか

米ハーバード大学のダコタ・マッコイ氏は

この黒さの秘密は羽にあると指摘しました。

通常の鳥の羽

羽軸という軸が中央を通っており

そこから羽枝が規則正しく生えています。

 

羽は平面に生えている為

光が当たった場合は反射する

 

極楽鳥の場合

羽枝が平面ではなく上向きにカーブしながら生え

微細な棘の様になっています。

 

縦向きに羽が生えている為、

光は羽枝と棘の間を何度も反射し合い

そのまま吸収されて行っている

 

真っ黒な羽は求愛目的で使用する

羽を広げて独特なダンスで求愛をします。

 

 

横から見ると黒の濃さはやや落ちるため

ダンス中は意中の相手には必ず正面を向いて

決して横は見せないようにしています。

 

まとめ

・軍事から芸術まで広く利用されているベンタブラック

・ベンタブラックの10倍真っ黒な物質を発見

・ベンタブラック同等の黒さを持つ生物が存在する

 

いかがでしたでしょうか

 

身近なものに使われることはありませんが

軍事から芸術まで幅広く使われている素材で

これからもより真っ黒な素材が出てくる可能性もあるみたいです。

 

色についてはまだまだ未知数な部分があり

面白いですね。