話題

体内でアルコールを作る、ビール自動醸造症候群とは

どうも「もちめし」です

 

日本では飲酒運転の取り締まりは厳しく

酒気帯び運転で30万~40万円の罰金

酒酔い運転で60万~70万円の罰金が科せられます。

 

そんな中

アルコールを一滴も飲んでいないのに

アルコール依存症だと疑われる病気が存在します。




ビール自動醸造症候群

正式名称「腸内発酵症候群」

この症候群は腸内に出芽酵母が異常発生し

摂取した炭水化物をアルコールに変化させるというものです。

 

変化したアルコールは血中に吸収され

患者はお酒を飲んだように酔っぱらってしまいます。

 

実際に起きた症例

アメリカに住む61歳の男性

 

お酒は一滴も飲んでいないのに

血中アルコール濃度は0.37%という数値が出ており

これはテキサスの法定基準のほぼ5倍の数値でした。

 

調査の為、男性の所持品を全て調べたうえで

病院の一室に24時間隔離しました。

 

男性は炭水化物を摂取したのち、血中アルコールを調べたところ

濃度は0.12%まで上昇しました。

 

この調査結果によって

男性の腸内で酵母過多が生じていることを結論付けました。

 

症状が起きる原因は?

現段階では原因は分かっていないが

世界的には成人の4分の1が影響を受けているとされている。

 

可能性のある関係性は

・肥満

・高血圧

・インスリン耐性

・高脂血症

 

典型的なケースとしては

感染などの結果として胃腸にイースト菌が溜まってしまい

それらが糖やデンプンをアルコールに変化させているという可能性もある。

 

普通とは違う腸内細菌

症候群にかかった患者の大便を調べてみると

普通と違うクレブシエラ・ニューモニエ

という細菌が発見されました。

 

クレブシエラ・ニューモニエとは

日本では肺炎桿菌(ハイエンカンキン)と呼ばれているもので

口や腸内にいる常在菌であり、

しばしば呼吸器感染症や尿路感染症を引き起こす弱毒菌です。

 

普通と何が違うのか

クレブシエラ・ニューモニエは腸内細菌としては珍しくないですが

患者の細菌だけが、4~6倍のアルコールを作り出す変異種でした。

 

この細菌が飲まなくても酔っぱらってしまう症状の原因であり

肝臓病とも関係がある可能性が出てきました。

 

薬で治る病気

二日酔いの様な苦痛を伴う病気ですが

 

抗菌剤を投与して酵母の活動を抑えることで

アルコールは検出されなくなります。

 

まとめ

・炭水化物を取ることで体内でアルコールが作られる病気

・世界の成人4分の1が影響を受けている

・抗菌剤を投与することで治療は可能である

 

いかがでしたでしょうか

お酒を1滴も飲んでいないのに

二日酔いの様な気分とか

酔っぱらって足元がおぼつかないといった症状は

このビール自動醸造症候群の可能性があります。

 

滅多な病気ではありませんが

心当たりがある場合は

病院にて薬を用意してもらうと良いかもしれません。