話題

デング熱の症状と対策について

どうも「もちめし」です

 

2019年9月20日に沖縄県那覇市で

デング出血熱患者の発生について報道されました。

 

ネパール渡航歴のある70代女性ですが

ネパールへの渡航日が8月16日~26日

デング熱を発症したと考えられるのが9月15日と期間が開いている為

国内で感染したと考えられるそうです。




デングウイルスによるデング熱

デング熱とは

デング熱とは蚊によって媒介する感染症です。

アジア、アフリカ、中南米、中東、オセアニアなどの亜熱帯地域を中心に流行

年間1億人近くの患者が発生しています。

 

潜伏期間は2日~15日と長く、発症後通常は1週間程度で回復しますが、

1%~5%の患者は重症化する場合があります。

 

 

デング熱の症状

突然の発熱で発症、頭痛や結膜充血等を伴い、

その後、全身の筋肉痛・骨関節痛・全身倦怠感を呈します。

 

発症の3~4日後には胸部や体幹から発疹が出現して

顔面や四肢に広がっていきます。

 

重症化した時の症状

通常症状の後、出血傾向やショック症状を呈します。

この症状は、血管透過性の亢進・血小板減少・血液凝固障害によって

循環障害が起きるものと考えられます。

 

これらによって、胸水・腹水の貯留、出血傾向(鼻や歯肉、眼底や消化器官)

肝機能障害等が認められ、更に重くなるとショック状態となります。

 

デング熱の感染経路

基本的に人から人への感染はありません。

デング熱は蚊によって媒介される感染症の為、

感染している人媒介蚊媒介蚊】という風に伝播します。

 

媒介蚊の主な種類は

・ヒトスジシマカ

・ネッタイシマカ

この2種類です。

 

ヒトスジシマカは青森県以南の日本国内に多く生息しているヤブカで、

活動時期は5月中旬~10月中旬です。

 

ネッタイシマカはデングウイルスの媒介能が高いとされていますが

現時点で日本国内には生息していません。

 

ですが、航空機によって国内に運ばれる例もあり

地球温暖化の影響で国内に定着する可能性も無きにしも非ずです。

 

デング熱の治療

発症した場合、効果的な薬剤は存在しない

主に水分補給や解熱剤の投与といった対症療法が中心となります。

 

重症型のデング熱は循環血液量の減少を改善するため輸血療法が中心となります。

出血が大量の場合は、血小板減少に伴う為血小板輸血が必要となります。

 

デング熱の可能性がある場合は

市販の解熱剤は使わないようにして下さい

症状悪化の可能性があります。

 

デング熱対策として

現時点では感染予防の為のワクチンや薬剤は存在しません

殺虫剤や虫除けスプレーを使って

可能な限り蚊の吸血を防ぐほかありません。

 

冬になればウイルスはいなくなる

日本国内に存在するヒトスジシマカの活動時期は5月中旬~10月中旬

冬に成虫が生存することは出来ず、卵の状態で冬を越します。

 

その際に、卵を通じてデングウイルスが次世代の蚊に伝播した例は無く

たとえ日本国内でデングウイルスが循環して大流行となったとしても

冬にはデングウイルスは消滅すると考えられています。

 

デング熱は危険な症状なのか

結論から言えば

適切な治療を行えば致死率はほとんどありません

 

重症型のデング熱を放置しておくと

致死率は10%~20%ですが、

適切な治療によって1%未満に低下させることが出来ます。

 

2006年から2010年に日本国内でデング熱と診断された患者の死亡例はありません。

 

まとめ

・デングウイルスは亜熱帯に存在するウイルス

・蚊を媒介として感染する、人から人への感染はない

・予防するワクチンや錠剤は存在しない、刺されない対策が必要

・適切な治療さえしていれば死亡例はない

いかがでしたでしょうか

 

蒸し暑い時期になると出てくる蚊

気付いたら刺されているなんてことはよくあると思います。

 

死亡例は無いと言っても適切な治療を行っていなければ

危険な状態にもなり得ますので

 

急な発熱、嘔吐感、出血等が出た場合は

すぐさま病院に行くように徹底しましょう。